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事例その4 犬の信頼を得るには苦手を克服 その1 [飼い主の事情編]

事例その4 犬の信頼を得るには苦手を克服 その1



カリフォルニア州バーバンクに住む若い夫婦ポールとリサは

1ヶ月前、施設から2匹の小型犬を引き取りました。



かなりやんちゃなチワワMIXのジンジャー(1歳)と

常にオドオドしているシェルティーMIXのルナ(1歳)です。



両極端な2匹です。散歩の時はジンジャーは好き勝手に動き回り、

ルナは後ろからビクビクしつつ、嫌そうにおろおろ歩いているので、

飼い主は明後日の方向に引っ張られながら歩くハメに陥っています。



ジンジャーもルナも、妻のリサにはなついている方ですが、

夫、ポールの方にはルナに関して言えばまったく近寄りません。

むしろ、手をのばして可愛がろうとしても、机や椅子の下に

もぐりこみ、回避する始末。



ルナの信頼を得る方法はないものか、

リードなしで散歩が出来、ドッグ・ランにも行きたいと願う

夫婦はシーザーに助言を請います。



シーザーの見立て。

ジンジャーは支配的で、いい状態とはいえません。

ルナがジンジャーを真似て同じように振舞う可能性があります。



さらに夫婦と話を進めると、分かってきたことがありました。

それは、二人とも「大型犬、特にピット・ブルが苦手」だというのです。


052.jpg


ポールは保険関係の仕事柄、ピットブルについてあまりいい印象を

持っていないようでした。

恐怖心があり、保護施設に行ったときもピットブルの犬舎は

避けていたそうです。



シーザーは、

あなたが犬に対して恐怖心を抱いているのを犬は察します。
それでは信頼関係は築けません。
攻撃性は犬種ではなく、心の問題です


と進言しました。



さらに、シーザーはポールに問いかけます。

「あなたはこの恐怖心を克服したいですか?」と。



彼は「YES」と、うなづき返しました。


今回の課題は3つ

「不安げな犬(ルナ)」「支配的な犬(ジンジャー)」

そして「怯えている人間(ポール)」です



彼の恐怖を克服するために、ピットブルのジュニアで練習することに。

シーザー曰く、

苦手なものと向き合うことで、他の部分にも好影響が出る

とのことです。



ジュニアは、怯えている人の前で穏やかでいることを訓練されています。

ので、失敗しても飛び掛られる心配はありません。



ポールはジュニアと1mも離れていないところから立って

手にはおもちゃのボールを持ち、対面します。

         ↓

ジュニアはボールに集中しています。

         ↓

そのままゆっくりとジュニアに近づき、顔を上げて深呼吸。



この時点で、ポールにとっては大成果です。ただし、

襲われたら心配な気持ちを隠しきれません。

シーザーは、「襲われたら~」は想像ですよね、現実ではありませんと諭します。



人は驚くほどの想像力を備えていますが、非情に現実的でもあります。



ここで、膝を付いてジュニアとより近くなります・・・が、

ポールは無意識のうちに少し後ろへ下がって膝を付いたので、

ジュニアが前に出ました。

恐怖心から下がってしまったので、下がらずにそのまま腰を下ろせば問題ありません。



床に座ると、ジュニアはまだボールを見ています。

シーザーはポールに、彼の肩を「何も考えずに」撫でて、誉めて終わりにすることを

指導しました。



彼の場合、直接的ではないけれど、「ピットブル」という犬種の乱暴な

振る舞いを耳にし、あまりいい印象は持たなかったようです。



「小型犬なら問題ない」

とそれですめばかまいませんが、彼の犬はなつかない、信頼していないという

困った事態でした。彼自身、それを克服したいという気持ちがあったので、

「ピットブル」に近づく行動は挑戦であったのです。





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