SSブログ
【スポンサーリンク】

犬の来客時の対処法 その1 [玄関編]

犬の来客時の対処法その1



事例その1:玄関先で客を招くとき(ディエゴの場合)



カリフォルニア州サンディエゴ。



ポールとケリーという若いカップルが一匹の犬と暮らしています。



犬の名はディエゴ「ドゴ・アルヘンティーノ」という犬種で1歳半。


042.jpg



幼い頃3週間の訓練コースを受けるも、生後6ヶ月目にポールが長期間留守にしたとき、

ケリーが散歩の際に、ディエゴは他の犬を見ると攻撃的で暴れる始末。

ケリーはディエゴを抑えようと奮闘。

ショックカラーを勧められ、最大値の刺激を与えても、首を引っ張っても効果はなく、

執念深く相手の犬を狙うので、以来それは使用せず、号令だけにするが、改善は見られない。

ポールは力で犬を抑えていましたが、ケリーにはそれが不可能です。

二人共精神的に犬を支配する必要があります。そのやり方をシーザーに教わりました。



シーザーはポールではなく、ケリーに集中して話を聞いていきます。

それは彼女の肩に力が入っているから。

彼女の問題を抱えている部分に働きかけることが重要だそうです。

最も助けが必要な人に重点を置けば、最大の変化を起こせると伝えています。

二人がディエゴに対して使ってきた手法を聞く限り、

今までの取り組みには「ケリーに力を与えること」という大事な要素がかけていました。



ディエゴの困った行動はケリーの精神バランスが鍵、ということです。





玄関編



玄関先で来客を迎えるにあたって、ポールは犬を下がらせ、

寝床へ行くよう支持しました。

    ↓

シーザー曰く、

例えば、犬の群れがあって、縄張り内に新しいメンバーが入ってくるとき、

リーダーは群れを寝床にはやりません。群れのみんなで挨拶します。

その時、必ずリーダーが一番前に来るようにします。

    ↓

犬が玄関にやってきたら、追い返しはせず、ブロックして前に出るのを防ぎます。

こうすれば犬も握手した気になり、一緒に出迎えられるんです。

(実際には犬同士は握手ではなくお尻の匂いを嗅ぎますが)

来客の匂いを嗅ぎ回り、犬が自ら離れたら「気が済んだ」という証拠なので、

そのとき初めて来客を家の中に招き入れましょう。



玄関で来客が犬を無視すれば犬は落ち着けます。

飼い主は玄関前で堂々とすることが必要です。またディエゴが前に出そうになれば

すぐに正し、犬が下がったらドアを開けましょう。



玄関は「自分が支配しているのだ」という思いを持つことが大事だそうです。



また、シーザーの「シッ」と正すのは会話の一つです。

何も言わずに、堂々と振舞うことも会話になります。





散歩編



この練習相手としてブルドックの「ミートボール」の協力を仰ぎます。

以前ディエゴが病院送りにした犬だそうです。

最初、主人と犬の両方が接近します。

すると、ミートボールを見てみると耳が前を向き、胸を張って頭は高く、目つきが鋭いです。

シーザーはミートボールの匂いを嗅がせて、彼のニオイがしたら従順になると教えます。

(この時距離は離れていますが、犬は嗅覚敏感ですので、匂いは嗅ぎとれるはず)

接近中、しっぽに注意を払います。耳が倒れ、しっぽの力が抜けてたらOK。

すると相手もそれを感じて、「自分は狙われていない」と悟っで表情が変わりました。



ケリーにリードを持たせ、歩いてもらいます。

その時は何か別なことに集中させます。

リードを持って散歩しながら犬ではなく、自分に集中することが必要です。



犬を散歩することにも犬の名前にも意識を向けず、

過去を忘れることで違うエネルギーが生まれ、犬も余計な気を起こさずに済むそうです。



ディエゴは毎回おなじことを繰り返していました。

警戒し、うなって、リラックスします。必要な過程なのです。



また、自分が唸っても、飼い主の自信は揺るがないのだと悟らせます。

それが穏やかで従順な状態を生みます。



今回の素晴らしい物語はケリーとディエゴに限らず、全ての女性に通じます。

重荷を抱え込む女性は多いんです。

シーザーはラストにこう締めくくりました。



「犬はあなたの心のバランスを保ってくれます。どんな時でも、です。」



犬の困った行動について今まで見てきたし、犬を訓練すれば解決すると

思っていましたが、実はそうではないらしいですね。

常に飼い主の行動や精神状態に左右されている、そんな印象を受けます。



今回、ポールは自分が犬と暮らすにあたり、どんな犬種がいいか

どういう理想かをきちんと思い描き、わざわざアルゼンチンまで赴く

意気込みは感心しました。



一方、ケリーは犬以外に何か精神的に危ない雰囲気が見ていて感じました。



結果、ポールが出かけた後のディエゴの様子は彼女と似ていて、

同じ精神を共有しているかのように見受けられます。



後半、彼女は自分の不安定さに向き合い、努力していました。

そのせいか、ディエゴもかなり落ち着いて散歩中もほかの犬がいても無視さえ

するようになっていたのには驚きです。

無駄吠えも彼女の安定さのおかげで全くなかったのも同様に、です。



目からウロコが落ちるとはまさにこのこと、でした。



すべての犬に共通してやればこれで大丈夫、とまではさすがに行きませんが、

自分の気持ちをコントロールしつつ対応してみる、のは

速実践可能だと思うので、試してみるのもいいかも。

ただし、根気も大事ですよね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

-----------------------------------------------------------
【スポンサーリンク】

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。